教育方針
教育理念
“ものづくり”には、確かな技術とともに、使う人のことを思う心が求められます。とりわけ、住環境に携わる技術者には、日本の風土に培われた伝統技術と新技術の修得、“ものづくり”に込めた純粋な情熱と誠実な心が大切です。“心と技のものづくり”を教育の原点とするために、これを校是と定めています。
教育目標- 住環境について幅広い視野を持ち、住環境の企画・設計・施工・管理に関する知識、および基礎的な技術を修得していること。
- 木造建築や木工製品の制作全般に習熟し、木材を住環境に活用できること。
- 企業派遣生としての自覚を持ち、社会生活における適切な態度、言葉遣い、規範意識を身につけること。職業人として、適切な職務態度、就業マナーを身につけ、誠実に他者(顧客、上司、同僚、部下、関連業者等)に対応出来ること。
- Q(quality品質)、C(costコスト)、D(delivery工期)、S(safety安全)、E(environment環境)の重要性を理解し、ものづくりの現場感覚を持つこと。
- モノ(ハード)のデザインのみならず、コトやヒトビトの繋がり(ソフト)をデザインすることで、地域の課題を解決出来ること。
<運営方針>
- 日常教育の中で、創造のしくみを理解させ、主体的に考え真心を込めた住環境の提案に、取り組ませる。
- 入学から卒業までにとどまらず、卒業後も見据えた教育を提供することにより、学生にとって魅力ある修学環境を整える。
- 学生一人ひとりの個性を尊重するとともに、時代が要請する素養を身に付けることができるよう、カリキュラムを整備する。
- 県内高等教育機関との連携を深め、教育・研究の充実・発展を図る。
- 本学の研究機関としての人的資源を活かし、地域の教育活動の充実に寄与する。
<重点事項>
- 基礎的な知識・技術の修得を徹底し、その上で、学生自らが工夫する応用力を養う。
- 日本の伝統的な建築である木造軸組構法を守り、また、その耐震性について考究し、理解を深めて次世代に継承する。
- 設計、施工両分野において、座学と実習の一層の連携を図り、より有機的な指導を行う。
- 「企画・発想」「設計技術」「施工知識」「ものづくり技能」に関わる全ての授業系統を踏まえた「応用製作」を課す。
- 在学中および卒業後の速やかな資格取得を目指して、適切な指導を行う。
- 寮生活や企業派遣生としての生活を通して、仕事を通じて社会に参加する職業人としての資質を高める。
2010.10.06[教育方針]
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