山形工科短期大学校
Yamagata Institute of Technology
【概要】
- 山形県内の建築企業が、若手建築技術者・技能者を育成する目的で1996年に山形県の認可により「職業訓練法人 山形工科アカデミー」を設置し、その教育訓練機関として翌97年に開校したのが「山形工科短期大学校」です。中小企業単独では難しい若手に対する専門教育の場を設ける必要から開校に至りました。
- 本学は厚生労働省所管の職業能力開発短期大学校であり、職業訓練法人 山形工科アカデミーを構成する建築企業の主に新入社員および、一般の職業能力開発を目指す方を対象に、専門課程および短期課程により建築分野の知識・技術・技能を教育訓練します。
- 職業訓練法人山形工科アカデミーの会員企業で、社員を本学に教育訓練のために送り出す場合(派遣)、その企業を「派遣企業」といい、送り出された社員は「建築研究生」といいます。建築研究生は、既に社員の方、または新規採用された高校新卒者等となり、本学で建築企業の即戦力となるよう育成します。
- 開校以来、400名を超える卒業生を建築関連業界に送り出して参りましたが、この長年の実績により、2018年は山形県より、2019年には厚生労働大臣より「認定職業訓練優良団体」として本法人が表彰されました。
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【校是】
揮毫 近藤鐵雄(初代理事長)
『心を以て技を成す』
“ものづくり”には、確かな技術とともに、使う人のことを思う心が求められる。とりわけ、住環境に携わる技術者には、日本の風土に培われた伝統技術と新技術の修得、”ものづくり”に込めた純粋な情熱と誠実な心が大切である。
“心と技のものづくり”を教育の原点とするために、これを校是と定めた。
【教育目標】
- 住環境について幅広い視野を持ち、住環境の企画・設計・施工・管理に関する知識および技術を修得する。
- 木造建築や木工製品の制作全般に習熟し、木材を住環境に活用出来る。
- 企業派遣生としての自覚を持ち、社会生活における適切な態度、言葉遣い、規範意識を身につける。
- 職業人として、適切な職務態度、就業マナーを身につけ、誠実に他者(顧客、上司、同僚、部下、関連業者等)に対応出来る。
- Q(quality品質)、C(costコスト)、D(delivery工期)、S(safety安全)、E(environment環境)の重要性を理解し、ものづくりの現場感覚を持つ。
- モノ(ハード)のデザインのみならず、コトやヒトの繋がり(ソフト)をデザインすることで、地域社会の課題を解決出来る。
【沿革】
1996年 職業訓練法人山形工科アカデミー、山形県の認可により設置。
1997年 山形工科短期大学校開学。高度職業訓練専門課程 居住システム系住居環境科開設。
2006年 創立10周年記念式典挙行。
2018年 「認定職業訓練優良団体」として法人が山形県より表彰。
創立20周年記念式典挙行。
普通職業訓練短期課程 建築科(技能検定実技講習,インテリアコーディネーター講習)開設。
2019年 「認定職業訓練優良団体」として法人が厚生労働大臣より表彰。
普通職業訓練短期課程 建築科(木質構造講習、木質施工講習)開設。
【校章】
校名の英訳、Yamagata Institute of Technology の頭文字 Y をモチーフに、未来に羽ばたく若者の躍動感を表す。一般公募デザインから決定。