史・まち研が調査した長井市の歴史的建造物が登録有形文化財に(予定)
報道によると、長井市の歴史的建造物「旧松岡家住宅」が登録有形文化財として登録される見込みとなりました。
これは、主屋の他、土蔵など合計5件の建築で構成される、江戸後期から明治・昭和期にかけてのもので、その屋敷構えから近世農家の佇まいを伝える貴重な建物群と捉えられます。
2019年、本学計画分野「建築史・まちづくり研究室」が調査に入り、学生も実測調査に参加し、図面作成に貢献しました。
学生にとっては、歴史的な建築を知ることで、将来の建築に対する考え方を養う重要な機会にもなりました。
同研究室では、過去も文化財候補の建築調査を行ってきましたが、今後も一つでも多くの歴史的証人としての建築を守るため、活動して参ります。
(「長井市の旧松岡家住宅など2件が有形文化財登録へ」朝日新聞デジタル・2022年7月23日)
(※この建物は、令和3年度山形県ヘリテージマネージャー養成講習会の実習教材ともなり、講習会受講生も建物調査を行いました。なお、実習は本学計画分野担当教員の小幡(建築史・まちづくり研究室)が講師を務めました)