『長井市史』通史 第三巻 近代編が刊行されました

本学小幡が分担執筆した『長井市史』通史 第三巻 近代編が刊行されました。

第二章 第三節 交通・通信の「1道路・交通」(第二章 大正・昭和初期の政治と社会) を担当しました。

大正期以降、長井市中心部がどのように形作られたか、道路の観点から説き起こしました。

道路はヒトやモノが移動する場所である以上、”何らかの理由”があって切り開かれるものです。

近代であれば、学校や工場の設置、鉄道の敷設など、教育振興や産業交通の発展という”近代だからこそ”の理由で道路が作られました。

今、自分が歩いている道は、いつ、どのような理由で作られたのだろう。道が途中で行き止まりのようになっているのはなぜだろう。もしかしたらここに道が切り開かれたかもしれない・・・まちを理解するのに、道路はとても興味深い対象です。

今回新たに確認された議会関連の資料をもとに、ややマニアックに書きました。大正~昭和初期の長井に関心のある方はぜひ、お読みください。

『長井市史』通史 第三巻 近代編・長井市史編纂委員会・長井市・令和5年。