『旧東田川郡役所及び郡会議事堂等調査報告書』が発刊しました
『山形県指定有形文化財 旧東田川郡役所及び郡会議事堂等調査報告書』(鶴岡市教育委員会・令和4年)が発刊しました。
旧東田川郡役所は、明治11年(1878)に創建され、その後火災で焼失し、明治20年に再建されたものが現存し、和風基調の比較的規模の大きな建造物です。
また、隣接して明治36年再建の郡会議事堂、大正期の旧東田川郡電気事業組合倉庫および土蔵も現存します。
個々の建造物も歴史的価値がありますが、異なる時代の建造物が創建当時の敷地にそのまま残っていることから、明治から大正期にかけてそれぞれの時代背景、産業、文化を経てきた歴史を伝える象徴的存在として、敷地全体が非常に貴重な文化財となっています。
今回、鶴岡市教育委員会からの依頼により、本学建築史・まちづくり研究室の小幡が調査を行い、上記報告書の建造物の部分を執筆・編集しました。
※建築史・まちづくり研究室 歴史的建造物調査履歴 を更新しました。